看護師は、転職の際に後任者に業務を引き継ぐために、引き継ぎ書を作ることになります。この引き継ぎ書をきちんと作らないと、業務内容がわからなかった後任者が、転職後に何度も電話をかけてくるというリスクがあるため注意しましょう。
引き継ぎ書の作成ですが、業務ごとに仕事内容をわけて書くことがポイントです。いろいろな業務をまとめて記載してしまうと、内容がまざって大変理解しづらい手引きが完成してしまいます。業務ごとに分類することで前任者も内容が整理でき、より書きやすくなるでしょう。
また、引き継ぎ書は箇条書きで書く方法もおすすめです。長々とした文章で書いてしまうと見にくいうえに、後で読み返す際に時間がかかります。内容がまとまっていない文章となることも多く、作成に時間がかかるというデメリットもあるため、簡潔にまとめておくと良いでしょう。
そしてもう一つ重要な点は、赤色で表記するなど、ひと目で重要点がわかるように工夫することです。同じ色の文字が続いた場合、重要な点とそうではない点が区別しづらいため、ひと手間の工夫も取り入れてみてください。
内容は誰にでもわかるように書くと、後任者の理解の助けになります。自分では内容が理解できていたとしても、相手がそうとは限りません。誰にでもわかりやすいように、かみくだいて書くようにすると良いでしょう。
そして、引き継ぎの準備の時間をきちんとつくることも重要です。慌てて引き継ぎの準備をすると、重要な点が伝えられなかったり、漏れがあったりする可能性が高いです。引き継ぎのためのスケジュールをあらかじめしっかりと組んでおき、円満な退職を行うようにしましょう。
最近のコメント