引き継ぎ書は早めに準備しよう!

看護師が転職する際に、重要となるのが引き継ぎ書の作成です。
きちんと引き継ぎができていないと、患者さんや病院に迷惑がかかったり、転職後でも前の職場から連絡があったりと、新しい環境に馴染もうとしても集中できないといった場合が考えられます。
引き継ぎをスムーズに行うには、退職までの日時を逆算して準備をすることが大事です。

まず行うべき準備が、引き継ぎ書の作成です。後任に理解してもらおうと考えたとき、口頭の説明では全てを把握してもらうのは難しいでしょう。また、命に関わる仕事なので情報に漏れがあるような引き継ぎでは意味がありません。そのため、引き継ぎ書は、誰が後任になってもわかりやすく、詳細が記されていることが望ましいです。

引き継ぎ書で重要となるのは、まず担当の患者さんに関する情報についてです。病状や看護経過はもちろんのこと、クレームの詳細や、担当患者さんの家族のこと、看護するうえで気を付けるべきことなどを細かく伝えるようにします。それ以外では、一日の仕事の流れや月や年度で行う業務の活動内容、業務で使用する書類や備品の保管場所、取引先との連絡方法などの情報を記しておきましょう。
また、引継ぎに関する質問を受ける場合に備えて、自分のメールアドレスや電話番号なども伝えておき、次の職場に連絡が入ることのないように配慮します。
担当の引継ぎの人以外が代わりに行うことになっても、同じようにスムーズに仕事ができるような引き継ぎ書を準備できると安心です。